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冬の必須アイテム 無煙廃油ストーブ

2012/12/7

今年の冬は寒い。そして寒くなるのがいつもより早く感じます。
いつまでも暑くて10月の前半くらいまでは半袖で仕事をしていましたから、余計にそう感じるのかも知れません。
秋が短かったとう言うよりあっという間に冬が来たって感覚です。

毎年霜が降りる頃になると登場する廃油ストーブが今年もお目見えです 。
購入した平成3年からしばらくは11月の初旬には出していましたが温暖化の影響でしょうか年々出すのが遅くなってきていて、昨年は年末の大掃除の時でした。でも今年は違いましたね。ちょっぴり昔に戻ったようです。
鉄製でやたら重いのが難点で、毎年出したり引っ込めたりが一苦労なのですが、今年は新アイテム鉄輪付き台座を製作しました。
でもなんで今頃そんなことに気が付くんでしょうね。


あまり目にすることは無いかと思いますが、これが一式です。


ガンガン燃えていますが煙は一切出ていません。
温かくなるまで多少時間がかかりますが、調子が出てくると金網に囲まれた部分の本体が赤くなってきます。


この赤いタンクに交換したエンジンオイルやオートマチックミッションオイルを入れます。
マニュアルミッションやデフなどのギヤオイルは固くて適しません。ブレーキオイル等の植物系も入れません。
20Lタンクですが、強めに燃やしてほぼ1日で無くなります。


オイルは落差でこの黒い部分に溜まります。この中にフロートが入っていてその浮き具合で燃やす量を調整するという至って簡単な仕組み。
写真中央の蝶ネジで調整します。
気温が低い時はオイル量を増やし暖かい日は減らしと、まあまあこんな感じかなってところで締め付けます。
調整不良やオイル流路が詰まったりして極端にオイル量が少なくなるとと不完全燃焼で煙がモクモク出てしまいます。
逆に多すぎると着火掃除口より煮えたぎったオイルがあふれ大変なことになります。


オイルが本体の底に出てきたら灯油を少し流し込み点火します。点火は手動で、火のついた紙切れを本体の中に入れるだけです。オイルに着火したのを見届けたらこの電動ファンのスイッチON。風を強制的に送り込むと勢いよく燃え上がります。
点火は5分くらいで完了しますが、消火には時間がかかります。オイルのコックを閉じてから火が消えるまで1時間以上はかかりますね。
また消えるまでの間は排煙が出ますので、その時だけ煙突を被せなくてはなりません。


翌朝着火掃除口から燃えかすを取り除くことで一行程の終了となります。
写真の燃えかすが1日分で、1シーズンでこのダンボール箱がいっぱいになります。
21年前にから使用していますが故障知らずの優れもの。
シンプルな構造がいいんでしょうね。